2021-02-20
お布施とは
布施は財物などを提供したり(財施)、教えを説いたりすること(法施)です。布施はまた持戒・忍辱・精進など六つの修行(六波羅蜜)の一つでもあります。
布施が行として成り立つためには三輪清浄であることが必要です。三輪清浄とは施者(布施をするもの)、受者(布施を受けるもの)、施物(布施されるもの)の三つが、清らかであることです。
おごった気持ちで施すこと、サービスに対する報酬や料金の支払いなどは、布施にはなりません。
受者である僧侶の心構えも大切です。僧侶は経文を称え、心を整えて布施を受けることが求められます。
財法二施 功徳無量
檀波羅蜜 具足円満
財施と法施の二つの功徳は計り知れません。布施行の功徳は、(円のように)欠けることなく具わります。
仏事の布施、護持費、佛餉、秋初穂、お米やお野菜、行事のお手伝い、あるいはこども食堂のおやつなど、さまざまな金銭、物品、ご奉仕などの提供を、布施行としてなさることをお勧めします。
それらをご本尊である阿弥陀様へのお供えと思ってはいかがでしょう。きっと、仏さまの功徳をいただけます。